【6月27日 Xinhua News】ベトナム・ハイフォンから中国陝西省西安市を経由し、カザフスタン・アルマトイに向かう国際定期貨物列車が21日午前、西安国際港駅からアルマトイへと出発した。中国の西部地域と東南アジアを結ぶ「西部陸海新ルート」と、中国と欧州を結ぶ国際定期貨物列車「中欧班列」が初めてつながった。

 ベトナム製の砂糖や家具、生地、医療用品などを積んだ40個のコンテナは、船でハイフォンから広西チワン族自治区欽州港に運ばれ、そこから「西部陸海新ルート」で西安に向かい、その後、西安国際港駅で西安発着の「中欧班列」に積み替えられ、カザフスタンやウズベキスタンなどに向かった。

 西安国際港務区管理委員会主任の孫芸民(Sun Yiming)氏は、「西部陸海新ルート」と「中欧班列」の接続により、西安がこれまで以上に東南アジア諸国と中国南東部沿岸地域の貨物の集約・仕分けを引き付けることとなったと説明。西部大開発の支援と、国内と国際の「双循環」の促進にとって重要な意義があると述べた。

 西安国際港務区はここ数年、西安発着「中欧班列」の集約センター建設を加速させており、主要16路線が定期便を運行し、ユーラシア大陸全域を網羅している。西安発着「中欧班列」の1~5月の運行数は1399本で、国内の他の都市をリードしている。(c)Xinhua News/AFPBB News